2013年10月21日月曜日

次へ始動

第10回東京都作業療法学会の盛会の興奮も覚めやらず、既に次への始動を始めます。


第1回日本臨床作業療法学会です。

これは、俺らに何かできるんじゃねえか?作業を大切にする仲間を増やし、支援したいという思いだけで、日本の臨床作業療法を変えようとする、8人のアツい中年(笑)達で立ち上げた学会です。


第1回は3月22〜23日で神奈川県立保健福祉大学で開催されます。

まだプログラムも発表していないのに、演題投稿が35題も集まっています。発表する内容は全部作業のこと。他職種も加わっているし、いったい演題何題集まるんだ!
しかし、これで良いんです。参加型の学会ですし、気軽に発表できる学会にしたいので。
さらに、OT系の学会では少ないのですが、毎年、学会でを出す予定です!!他の理事がなんと言おうと賞を出したい!(笑)ってみんな賛同してくれてるけどね。
プログラムでは参加型ワークショップをやるかもしれないし、決定しているのは最後に熱い思いの豪華理事達の多くが詰め合わせシンポで壇上に上ります!近いうちにプログラムがアップされる予定です。

皆さんで日本を変えましょう!

参加がまだの方はコチラから。定員は300名です。〆切の前に是非参加を。

感謝 深謝

本日(昨日)、第10回東京都作業療法学会が終了しました。
ありがとうございました。

実はこの学会のお話は過去に数回頂いたのですが、私がOT人生の中で唯一お断りしていた仕事でした。
若造がやるには重いなあと思ったからなんです。
今回は、依頼して頂いた先生の熱意と、緊急度などから、引き受けさせて頂きました。

しかし、学会長なんて初めてで、本当に何もできない。
そのような中、当院をはじめとした実行委員の方々、それと伴い、東京都士会から選ばれた実行委員の方のご支援無くしては全く成立しませんでした。
本当に心から感謝しています。

当日の朝は、起きて出ようと思ったら生憎の雨。
「いや〜今日はテンション下がってこないかもな?」と不安を抱えつつ、しかも楽観的にのんきに半沢直樹をiPadで見ながらあっという間に会場に着きました。
そこで、まさかのトラブル発生。まず、脱いでおいておいたはずのジャケットがない!(30分後発見)。そして、Mac Book Airがプロジェクターと反応しないPower Pointに変換したらずれまくり、会場まで残り時間は10分。急遽PDFに変換して、PDFで学会長講演をやる羽目になりました。俺のアニメーション、マジックムーブがああ!!
と思いながら開会式で、何も考えてなかったから、超テキトーなこと言っちゃった。反省。都市会長や来賓の先生方は、やはり場慣れしてるなあ。と思いました。
この垂れ幕がこの後まさかの展開に。。。

そして学会長講演へ。まさかの展開で、生まれて初めてPDFで講演しました(笑)その機転の利いた自分に自画自賛。会場を見てみると、友人のmiyakosobaさんや愚痴OTさん、yabukiuさんとかが見えて、感謝感謝です!
これからのビジネスモデルについて話をしました。
ほんとーに、この先明るくない可能性があるんですね。だから国が必要としている、Neetや生保やそれ以外にも病気や障害がないけど健康じゃない方々に僕らがすべきことはあるんじゃないかなって。人を病で見なくなれば可能性は広がるな〜。いつかやりたいな〜。詳しくは友人のmiyakosobaさんが書いてくれています(こちら)っていうか、ウケてねーって言うな!(笑)事実ですが。coffeeの綴りがcoffer?になっていたらしく、宮前先生に言われた赤っ恥かいた(笑)ちゃんと確認する時間がないと。


その後は特別講演、山田先生と宮前先生。お二人の歩んで来た道がよくわかりました。特に山田先生は、機能訓練ばっかやってんじゃね〜なんて喝に近いご意見を頂いたと思ったら、上の第10回の10の字が、ペリペリペリ。。。。って落ちて来た(笑)伝説の会になりました。俺もあれ位神通力が出るようにしないと。。。精進すべきです。山田先生は数々の方の出会いから今があるお話を頂きました。本当にエネルギッシュです。
宮前先生も、考えられるOTへと提言頂きました。ご自身も還元主義から作業モデルへ変化していった経験は本当に共感致しました。しかし、宮前先生の「最近の方達は自分で考えないことが多い。私の頭を使わないで下さい」は「倍返し」より私の流行語大賞です。

最後に質疑で頂いた、別に作業モデルは機能訓練を否定していないんだと。しかし、昨日だけになるんじゃないと。超大御所のお二人から、このご意見を頂いたことだけでも本学会は意義があると思いました。

その後は、各ブースの発表。過去最高の42演題が集まりました。当院は6人とも作業の実践の話ばかりです。初めての発表の人も多かったですが、本当に私や色々な人に、ダメ出しされて苦労した甲斐があり、発表することができました。お疲れさまでした。清々しく成長した感じに親心ながらほんのりしました。

当院の精鋭達

打ち上げで、当院のボランティアメンバー二人が決意表明で日本臨床作業療法学会に発表すると。おーやれ、やっちまいなって感じで、感化されています。

このような流れが作業療法全体に広がっていけばね〜。ほんと。

ふた開けば、雨の中、過去最大から約70人以上の224名の方に参加頂きました。
大盛況の中終わったことに、参加者の方、関係者の方々に感謝、深謝の一日でした。
ありがとうございました!!!
これから、溜まったタスクに取りかかります!!

2013年10月16日水曜日

東京でお待ちしております

外は台風。電車は動くようだが、ホントに動くかどうかわからない。
風が凄いので、バイクは無理、車も行けるか?行けないか?
こんなことなら有給もいっぱい残っているから休んでしまいたい。
しかし、管理職だし、今日は予演会があるから休めない。
予演会。予演会。。。。

そうだ。今週末は第10回東京都作業療法学会だ!

とわざとらしい触れ込みから。

とうとう週末に迫りました。
本当に、東京都士会の方々、当院スタッフをはじめとした実行委員の方々に助けられてここまできました。感無量でございます。
金遣いの荒さから(って本当に荒い訳じゃないんですが 笑)、予算をオーバーしてしまいまして、本当にご迷惑をおかけしました。
でも恐らく、皆さんがいらっしゃって下さるから、大丈夫と踏んでいます(笑)。
大失敗が従来の伝統に則り、当日の受付のみで事前受付をしなかったことです〜〜〜。
今までは事前申し込みをする勉強会しか企画したことがなかったので、参加者の皆様がどれくらいかわからず、めちゃくちゃ不安です。是非ご参加下さい。
最期に見所です〜。


1.学会長講演
作業が何タラ〜〜。といういつもの流れの話はあまりしません。僕ら作業療法士の今後のために新しい作業療法というビジネスを考えたとき、どうすれば良いか??ってことを私見から話します。他職種でも十分聞ける内容だと思いますが、多分こういう話はもうしないと思います〜依頼がないだろうから(笑)。


2.東京スタイルの抄録
表紙はポスター様にちょいオシャレチックにしています。中身は普通ですが(笑)。これは東京都士会員でさえ参加しないともらえません。是非ご参加を。

3.泣く子も黙る特別講演
温故知新ということばがあります。旧きを訪ね新しきを知る。還元主義全盛期の頃から作業への転換を図って来た我が国の第1人者の心境はどのようなものか?垣間みたくないですか?しかも、トップリーダーお二人から。同時にこんなお話を聴ける機会は二度とないと思います。是非ご参加を!!

4.選べるワークショップ
3種類のワークショップがございます。
1)人間作業モデルの熟練者達が行うワークショップ
これは、目白の小林先生を中心に脳卒中の方の心理社会的援助を恐らく臨床でどうすれば良いのかという話になると思います
2)認知症のワークショップ
パーソンセンタードケアの考え方から、認知症の方の捉え方および介入方法についての示唆もあると思います。実行委員長も出てきます!
3)福祉機器関連のワークショップ
東京都士会は福祉機器にかなり力を入れています。凄い良いことです。福祉機器は一発で結果が出ますし、それらについて色々見て触れるワークショップがなされると思います。

ワークショップと同時に高い上で口述演題もございます!

5.過去最高の口述演題
過去最高の42演題が集まりました!ありがとうございます。作業好きには朗報。多くの作業についての発表があります!色んな会場で是非見て下さい!

6.スタイリッシュな会場
池袋という立地条件にきれいな帝京平成大学で行います。1Fにコンビニがあるなんて、すごくないですか?(僕の大学は1年時大学内にマックがありましたが)。ちなみに、セキュリティーも凄く、違う階に行くと警報が鳴りますのでご注意下さい。池袋なので、帰りの飲み会や観光も気軽に行けます(笑)

以上です。週末、みなさまが池袋にいらっしゃることを信じて、お待ちしております!



風が強くなって来た〜。バイクは無理だ。

2013年10月4日金曜日

病院スタッフに合宿をやってきました

先週に病院OTスタッフのために合宿をやってきました。

今回のきっかけは、私が外で話を沢山しているが、病院内でOTの話をあまりしないということからでした。まあそれには理由があるのですが。。。


まあ、いずれにせよ、いつも働いてくれるスタッフのために何かできないかな?とはずーっと思っていたので、希望者を募り合宿を開催することになりました。
このことに対して全力以上にやりたいと思っていました。
故に、今回のテーマは

「お・も・て・な・し」

でございます。

去年の作業療法臨床実践研究会の合宿では世話人で分担したので良かったのですが、今回は全て一人。約1ヶ月かけて、全4講義+エピローグの資料を作成しました。もう2度とこのレベルはできないと思う位に燃え尽きました!

1コマ目は自分が作業に目覚めた理由です。
完全還元主義であった自分が、長い葛藤の末に何故作業に目覚めたのか?当院のスタッフには知って欲しかったのです。作業を大切にする職場を仕立てた所以(ゆえん)を。

2コマ目はTop down とBottom upなどのプロセスモデルについて。
Top to bottomやBottom Stay そして、自分が考えたTop stay等について話をしました。

3コマ目はOTIPMとCMOP-E
世の中の作業療法士が勘違いし易そうな部分やOBPやOFPと重ねて話をしました。
最終的には事例をOTIPMとCPPFでまとめることをしました。実践しなければ意味がないですね。

その後はBBQと花火!
皆ウチの娘と息子をかわいがってくれて、子供達はかなりご機嫌でした!ありがとぅ〜!
特製スペアリブに精を出す。しかし自分が食えなんだ〜(笑)

花火に興じる花火隊長=スタッフがつけてくれたあだ名(娘)

結局朝はいつもの時間に目が覚め、せっせとこっそりと後片付け(笑)

そして朝ご飯を愉しんだ後、2日目は面接のすすめ
全てを心から一人の人間として接すること。そして、クライエントに作業療法の説明をどうすればいいのか。などのディスカッション等もしました。そして、若干改定した文脈のリーズニングプロセス&シート。ここがミソで、自分がやっている面接は完全Automaticになっていますが、それを構成的にしたらどうなるだろうか?と思いながら作りました。
面接は大して難しくないという人がいるけれども、それには賛同できない。自分も悩んだし、いっぱい失敗もした。難しくないと言ってしまうと、その人がクライエントとの恊働ができるかどうかも疑わしくなる。自転車乗れる人が、乗れない人に対して、自転車なんて簡単だよというのと一緒。結局思考回路の根底にセラピスト中心がある気がしてしまう。
だから、スタッフが面接に悩まないように。このプロセスとシートは、スタッフに自分の思考回路を伝えるためにはどうしたらいいだろうか?という思いだけで作ったものです。恐らく、クライエントに対する姿勢および、このプロセス&シートで鍛錬したら面接技術があがるのではと期待しています。
合宿で当院は、日本で一番文脈を深く考える職場だと豪語しましたし、本当にそう思っています。当院の文脈の深さはマリアナ海溝位深い。それ故に、スタッフはなかなか認めてもらえないからかわいそうです。しかし、そのような中で手に入れたものはホンモノですし、そのように参加スタッフも思ってくれたでしょう。真の意味でクライエントの文脈で寄り添えれば作業療法が良いサービスになり得ないことはあり得ないです。

最終的にテストもしました。テストはほ。。。んとーーーーに、理解度が分かっていいと思いました。それがフィードバックになる。結果からどう学ぶか?結果を知らずして、成長はない。

今回の参加のスタッフはこれから当院を盛り上げていってくれるでしょう!

大成功の大団円は流しそうめん。


普段は気難しい感じで取っ付きにくい所属長でしたが、本合宿ではスタッフと寄り添えて非常に有意義な会でした。

しかし、もう1回やる気力がないな(笑)。希望が多けりゃ考えるが。

次は10月20日東京都作業療法学会です。是非いらっしゃって下さい。
打って変わって、全てのスライドは今までにない完全オリジナルで、作業療法の今後の行く末と新しいビジネスモデルを提案します。