2013年5月14日火曜日

兵庫でホンモノの作業療法職人を見た その1

作業療法とは何ぞや。

Occupational Therapyは日本に輸入された時から「作業」という小難しい訳をされて、その職業をわかりにくくしてきました。

ある1面から見てみると、作業療法士数は大幅に躍進した。
しかし、違う1面から見てみよう。

身体障害では1960年代つまり輸入時代の還元主義的作業療法のあおりを受け、理学療法との違いもわからず、現在までBottom stayの臨床が当たり前のようになされて来ている。結果が出なくても感謝され、尊敬されるTherapist centerdの世界は未だなされ続け、長年を掛け、作業療法は効果のない医療の一つとして診療報酬は削減され続けて来たうえ、現在、理学療法と変わらないということで保険請求からその名前すらも姿を消した。

身体障害の機能回復と作業療法をどう結びつけるかについては世界中の多くの作業療法士の関心ごととなってきた。

昨日今日と友人(といっていいのかな?)の兵庫医大の竹林さんのところへCIMTの勉強に行ってきました。個人的な課題として1日目は理論と考え方のトレーニング、2日目は実践するにはどうすれば良いかテーマに見学しました。しかし、2日目の途中からは自分がやりたくてしょうがなくなったんだけど。

彼らの臨床作業療法はわくわくしました。面接、課題設定、声の掛け方など、盛りだくさんです。1日はあっという間に過ぎていきます。
特に竹林さんは博識であり、男前であり、笑いもできてGentleman。論文もばしばし乗せちゃうなんて、神様は不公平です。
でもこれらのこともそうなんですが、彼の臨床能力に驚愕です。

課題はピンポイントここだというところ、このタイミング、声かけ、それに裏打ちされるもの。全ての駆け引きを調整している。自分には職人の優れた技術、その後姿を見ました。さらっとやってしまうので気づかないかもしれません。その姿はまさに職人です。
それによりクライエントがinvolveされていき、いつの間にか主体参加して、自己問題解決能力を開拓していくその様は行動変容の何ものでもない。

その現場での形容を使えば「ヤバい」(ローカルな話です)

クライエントの主体参加に逐一アンテナを張るとともに機能を作業への従事に変革させていく。クライエントの考えのイノベーションというべきことをやっている。作業療法の数々の技能を扱っている彼にはまさにmiyakosobaさんが形容した、
Reilyの言葉を彷彿とさせます。

正直、自分に無かった引き出しを沢山頂けた、今回の見学は、色々な手技を見学している自分の中でBestにexciteしたものでありました。
彼らの技術を少しでも盗めるように、次の2日間が楽しみでしょうがありません。

お好みおいしかった〜〜〜そんなとこまで素敵な彼。今後ともよろしくお願い致します。




以上 新幹線よりお届けしました。






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