2013年3月10日日曜日

正しい用語のおはなし

おばんでございます。

一昨日は統計の勉強会
昨日は実践研究会
そして今日は病院で公開講座。一般の人に作業療法と作業の大切さについてお話しさせて頂きました。小林先生の作業バランス評価も行い、自分の作業バランスがあまりにも悪くて生活を見直す必要がありました(笑)。まあ、受講者の方々のウケが良くて何よりです。life-style redesignはOTのビジネスモデルになるなと本当に思いました。そういう意味でケアマネジメントはOTが向いているかもしれない。そして夜は、A-ONEのMさん大御所のS先生、そして大学の後輩と飲み会でした。S先生は愚痴さんのブログをめちゃくちゃ褒めていらっしゃいました。愚痴さん喜ぶだろうな〜。まあ自分がブログやっていることは内緒(笑)。Mさんは本当に精力的で、またアメリカの研修会行っていたよ。なんちゅう人や。でも今度行く時は一緒に行こうかな。なんて。

いやいやそんな話をする訳ではなく、今回は第15回作業療法臨床実践研究会無事終わりました!の話です。
その中の齋藤先生のお話で 作業に焦点をあてる 作業を基盤とする
つまりOccupational focused と Occupation Basedの話。的確に用語を使っていますか?という話が皆さんにはセンセーショナルだったようですのでちょっと紹介します。
SJOTのAnne先生の論文からの出典でした。

作業に焦点をあてたOTは

○作業ニーズを明らかにする
○OT目標を作業遂行・従事・参加上で設定する
○作業そのものを直接改善を目指した作業療法(代償的作業療法)

そして、ここが注目。OTIPM的であるが作業に焦点を当てた治療・回復的作業療法はない!とのこと。結局心身機能の改善を目的とすると、直接作業を改善、修正する訳ではない、あくまで心身機能に焦点を当てているからということである。

ここは多くの臨床家の誤解を招いているところだと思われる。自分もそうだった。OTIPM講習会のときにROMをはかるって言ってAnne先生にどやされたというエピソードを持っている。そのときに、「あっダメなんや」と思った。そのリアクションが昨日の会場のリアクションだった。

作業を基盤としたOTは

○評価を作業を用いて行う
○治療介入を作業を用いて行う(習得的、回復的)
ここは治療介入の部分はそのクライエントの可能化につなげたい作業、つまり、その人ができるようになりたいと思っている作業に限局される

如何でしょうか?

こういう定義なのですね。Anne先生の考えは。


その他、伊藤先生の実践の話。Basedで作業を通して上肢を回復する話も面白かったですし、終了後の質問の長蛇の列が半端無かった。結局終わったのは2時間後。

ごめんなさい先生。本当にありがとうございました!

そして参加して頂いた方ありがとうございました!!








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